PLG ストーリー 運営者の想い
やってみたい」好奇心を大切にしたい
誰よりも強くなりたい。私はその一心で、今もなお「世界一」に挑み続けています。
夢を現実とするためには、日々の練習を欠かすことなく自分自身の心と身体を成長させ続ける必要があります。それと、もう一つ。ともに戦い切磋琢磨していく仲間の存在を忘れてはいけません。彼らがいるからこそ、私は挑み続けることができていると言っても過言ではないのです。そのなかで、常に私の頭を悩ませていたとある問題。それは、新しい仲間や若手選手から好奇心に満ちた表情と笑顔で「フルギアをやってみたい!」と持ちかけられることでした。
もちろん、快く指導はするのですが……何に悩むのかというと、フルギアを行うためには道具やギアを買い揃える必要があり、それが決して安くないということです。「3種」と呼ばれる「スクワットスーツ」「ベンチプレスシャツ」「デッドリフトスーツ」を新品購入した場合の平均予算は10万円。必要経費とはいえ、大人であっても一瞬ためらってしまう価格です。
若手にしてみたら、とてつもなく高価なものと感じることでしょう。私は常々、せめて1ヶ月分のアルバイト代で買えるくらいに抑えられないものか、と考えていまいた。そこで海外メーカーとの交渉に踏み出し、どうにか超大量生産の契約で望み通りの価格に抑えることが可能となったのです。
もう一方で、パワーリフティングに興味はあるけれど、専門ジムが近くにないため始めることができないという人も、一定数いるということにも気づきました。実際のところ、パワーリフティングはスクワット&ベンチプレススタンドが1台とシャフト1本、プレート300kgさえ整えておけば、十分にトレーニングをすることができます。スペースにして、約8畳。専門ジムの会費や交通費、往復時間などを考えたら郊外や地方にお住まいであれば許容範囲のスペースではないでしょうか。
ただし、やはりここでも問題が……。いざ購入を決意したとしても、今まで日本で機材を扱っている代理店の数が少なく、びっくりするような価格でしかないのです。個人購入はとても難しく、営業を目的とした法人でしか揃えることはできない状況だったのです。さらに国内在庫がなく、輸入されるまで数ヶ月待たないといけません。この状況を改善しないうちは、パワーリフティングの全国的な普及・発展は難しいのではと考えました。
そこで、私たちは個人購入を今よりもっとスムーズにするために機材を大量一括購入し、自社倉庫において在庫を管理し、配送までを請け負う流れを整え、システムを構築しました。これにより費用と時間を大幅に圧縮することを実現することができました。さらにはクレジットカード24回払い等を整備することで、月々の費用をジムに通うのと同等のレベルに抑えることができました。
「世界一」を目指す、若者たちを支えたい
私自身、フルギア パワーリフティング選手として神奈川県横浜市にある「ESQUATIR GYM」で競技トレーニングを行なっています。競技を始めてから早いもので10年以上が経ちましたが、今もなお新しい発見と成長の毎日です。
近年、ノーギア パワーリフティング選手が全国的に増えています。それに伴い、フルギア パワーリフティングに興味をもつ若者たちが増えてきているのです。古巣の現役フルギア パワーリフティング選手として、こうした流れを目の前にして「フルギアをやってみたい」「パワーリフティングに興味がある」「どこか教えてくれるところはないのか」といった想いに、微力ながらも真摯に応えたいと強く思っています。
まずは、芽生えた好奇心を大切に。そこから機材購入のサポートを通して「フルギアは楽しい!」「パワーリフティングはすごくおもしろい!」になるように努め、そこから先、本格的に世界一を狙う若者たちをさまざまな面で支える体制も、順次整えていきたいと思っています。
パワーリフティングを競技、あるいは生涯スポーツとして切磋琢磨していくなかで人はたくさん成長を遂げていきます。そのなかで日本人ならではの「武士道精神」と「大和魂」を練り上げ、後世へと伝えていって欲しいと思っています。
【2024年現在】
74kg級 スクワット 330kg(現日本記録)、ベンチプレス 250kg、トータル 840kg(現日本記録)
74kg級 マスターズクラシック ベンチプレス 171.5kg(現日本記録)
2024年 世界ベンチプレス選手権大会 エクイップ男子マスターズI 74kg級/優勝
2024年 世界ベンチプレス選手権大会 クラシック男子マスターズI 74kg級/3位
2024年 全日本パワーリフティング選手権大会 74kg級優勝 最優秀選手賞 文部科学大臣杯受賞
2022年 全日本パワーリフティング選手権大会 74kg級優勝 最優秀選手賞 文部科学大臣杯受賞
2021年 全日本パワーリフティング選手権大会 74kg級優勝
2019年 全日本パワーリフティング選手権大会 74kg級優勝 最優秀選手賞 文部科学大臣杯受賞
2018年 世界選手権日本代表、2018年世界ランキング7位
2018年 全日本パワーリフティング選手権大会 74kg級優勝
2017年 ワールドゲームズ日本代表9位
2017年 全日本パワーリフティング選手権大会 74kg級準優勝
2016年、2015年、2014年全日本選手権大会 74kg級優勝 3連覇達成
2016年 全日本パワーリフティング選手権大会 団体優勝達成
2016年 世界選手権日本代表、2016年世界ランキング5位
2015年 世界選手権日本代表、2015年世界ランキング9位
2014年 世界選手権日本代表、2014年世界ランキング7位
2013年 世界選手権日本代表、2013年世界ランキング8位
2012年 全日本パワーリフティング選手権大会 74kg優勝
■横浜市スポーツ優秀選手賞 受賞歴
2013年、2014年、2015年、2016年、2017年、2018年
■神奈川県スポーツ優秀選手賞 受賞歴
2014年、2015年、2016年、2017年、2018年 「強くなりたい」との思いから、14歳で格闘技を開始。
25歳のとき、さらなる強さを求めて本格的な筋肉トレーニングに着手する。
メキメキと挙上重量を伸ばし、パワーリフティングの専門ジムに通い始めた頃を境に関心が傾倒、トレーニング開始2年で競技者として日本2位に上り詰めた。かねてより掲げていた「日本一」の栄冠を胸に、今度は「世界一」を目指し、あらゆる既存の理論を実践・検証した上で確立した独自のトレーニング理論を武器に、日々の身体づくりに勤しんでいる。自身が神奈川県横浜で運営するウエイトトレーニングGYM「ESQUATIR」には100人以上の選手が所属している。 自分と同じようにスポーツで頑張る人々はもちろん、これからの日本のスポーツ界を支える若手選手を底上げし更に強くしたいという想いを持つ。小学校、中学校、高校、大学、専門学校などでは、自身の知識や経験をこれからの若者へ伝える為、スポーツの素晴らしさや楽しさ・スポーツビジネスを各地で講演している。また現役選手が強くなる身体づくりのためのしっかりした食育やサプリメント知識、トレーニング方法、アンチドーピング知識を広める活動に力を入れ、新聞・雑誌・ラジオ・イベントなどでも啓蒙活動を行っている。
大会実績
2024年
世界ベンチプレス選手権大会 エクイップ男子マスターズI 74kg級/優勝
世界ベンチプレス選手権大会 クラシック男子マスターズI 74kg級/3位
全日本パワーリフティング選手権大会 74kg級/優勝
2022年
全日本パワーリフティング選手権大会 74kg級/優勝
2021年
全日本パワーリフティング選手権大会 74kg級/優勝
2019年
全日本パワーリフティング選手権大会 74kg級/優勝
2018年
全日本パワーリフティング選手権大会 74kg級/優勝
世界パワーリフティング選手権大会 日本代表
2017年
全日本パワーリフティング選手権大会 74kg級/準優勝
ワールドゲームズ ミドルウエイトクラス/ポーランド/9位
2016年
全日本パワーリフティング選手権大会 74kg級/優勝
世界パワーリフティング選手権大会 74kg級/アメリカ/5位
2015年
全日本パワーリフティング選手権大会 74kg級/優勝
世界パワーリフティング選手権大会 74kg級/ルクセンブルク/9位
2014年
全日本パワーリフティング選手権大会 74kg級/優勝
世界パワーリフティング選手権大会 74kg級/アメリカ/7位
2013年
全日本パワーリフティング選手権大会 74kg級/準優勝
世界パワーリフティング選手権大会 74kg級/ノルウェー/8位
2012年
全日本パワーリフティング選手権大会 74kg級/優勝
世界パワーリフティング選手権大会 74kg級/プエルトリコ/記録なし
2011年
アジアパワーリフティング選手権大会 74kg級/神戸/3位 種目別:スクワット/金メダル、ベンチプレス/銅メダル
2010年
全日本パワーリフティング選手権大会 67.5kg級/準優勝
世界パワーリフティング選手権大会 67.5kg級/南アフリカ/6位 種目別:ベンチプレス/銀メダル
2009年
全日本パワーリフティング選手権大会 67.5kg級/準優勝
世界パワーリフティング選手権大会 67.5kg級/インド/5位
2008年
全日本パワーリフティング選手権大会 67.5kg級/準優勝
世界パワーリフティング選手権大会 67.5kg級/カナダ/6位
2007年
全日本パワーリフティング選手権大会 67.5kg級/準優勝
2006年
全日本パワーリフティング選手権大会 67.5kg級/9位